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FITTING CASE REPORT-PUTTER

皆さん、こんにちは。ピンフィッティングスペシャリストの藤原です。

2016年度LPGAツアーにおいて、年間平均パット数、バーディ数において鈴木愛プロがNO.1になりました。※平均パット数とは「 パーオンしたホールのパット数÷パーオンホール数」のランキングです。

プロゴルファーの場合、パーオン+2パットのパーが基本となりますので、ランキング上位に入るためには、いかに2パットで行く所を1パットで沈めて、バーディを取れるかが勝負所になります。

さて、一般アベレージゴルファーの場合はどうでしょうか?
いかにパーやボギーで死守できるかが、良いスコアで回る条件ではないでしょうか。

では、今回のフィッティングケースレポートはパター編です。

フィッティング体験者:40代男性Kさん
平均パット数:おおよそ36パット
使用パター:ブレードタイプ(トゥバランス)
長さ:34インチ

フィッティング前の体験者インタビュー:ショートパット1mの距離をよく外してしまいます。特にカップに対して、右に押し出してしまう傾向があり、悩んでいます。最近はアプローチの調子が良く、近くまでは寄せられるのですが、肝心のパットで取りこぼしてしまい、もったいないパターのミスが多いです。

いざ、パターフィッティングへ!
まずは、Kさんに最適な長さのチェック。
ポイントは2点。構えやすさと振りやすさを確認しながら決定していきます。2017020901

 

Kさんの場合、下図のCROUCHEDの構えとなり、現在使用中の34インチのパターですと構えが窮屈になり、スムーズなストロークができない状態でした。

そこで、Kさんには実際に振り心地を確認してもらいながら、最終的には33インチの長さを決定されました。

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続いて、iPING計測でヘッド、ライ角、ロフトの選定です。

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3mの距離で5球ストロークします。
Kさんの結果はどうでしょうか?

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ストロークタイプはフェースの開閉角度が1.4度と非常に少なく、ストレート・トゥ・ストレートの軌道です。このストレート軌道に当てはまる方はフェースバランスタイプのパターを使うと再現性の高いストロークができるようになります。

Kさんが使用中のブレードパターはフェースの開閉を大きく使い、イン・トゥ・インのアーク軌道でストロークされる方向きのパターでした。

ショートパットの右への押し出しはストロークとヘッドの特性がミスマッチが原因だと考えられます。

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続いて、ストロークのテンポ。こちらでパターのヘッド重量の目安をつけます。

テンポはダウンスイングとバックスイングの時間の比率が算出されますが、
Kさんは1(ダウンスイング): 1.8(バックスイング)となりました。

1.8は一般的なテンポです。

1.7以下は早めのテンポで、軽め~スタンダードなヘッド重量のパター
1.8-2.2は一般的なテンポで、スタンダード~重めのヘッド重量のパター
2.3以上は遅めのテンポで、重めのヘッド重量のパター~カウンターバランスパター

 

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続いて、ライ角の決定です。こちらはKさんの場合はPINGのパターの標準ライ角が70度となりますので、2度フラットの68度に調整となりました。

適正なライ角を使うことにより、パターの芯(スイートスポット)に当たりやすくなり、距離感のバラつきを少なくしています。

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最後はシャフトの傾きです。こちらはインパクト時のロフト角度から、使用するパターのロフトを決定します。

Kさんの場合はインパクト時に手が後方に2度傾いた状態でした。
いわゆるハンドレートの状態です。※ハンドレートとはハンドファーストの反対

この状態ではロフトが寝た状態でインパクトしていますので、最適な転がりにするためにロフトは2度に調整(標準は3度)となりました。

 

(フィッティング結果)

使用ヘッド:VAULT OSLO(オスロ)フェースバランス
※OSLOのヘッド重量は365g

長さ:33インチ
ライ角:68度
ロフト:2度
グリップ:ピストルスタンダード

 

皆さんも是非、パターフィッティングで最適な1本を見つけてください。